うちの三尺の童子

アホ男子と中2病女子の子育て てんてこまい物語

夏休み 息子がテレビから感じ取っていたのは、70年 特集からだった。

キズパワーパッドを貼った顔で 出掛けるくらいなら、死んだ方がマシ。どうせ いつかは死ぬんだから と言っていた息子。

今日は、玄関の鏡の前で数十秒間 自分の顔とにらめっこ。

ゲームの勝ち。出かけるそうな。

死んだ方がましちゃったんかい?!


さっきフードコートで、お蕎麦を食べながら 息子がささやいてきた。

「お母さん 世の中のほとんどの人ってね、戦争で死んだ人のこと 他人事だと思ってるよ」

息子の目は、周りで食事している人たちを盗み見ている。この人達が、世の中の人にあたる訳ね。

ってか、なんでいきなりそう思うのかな?

「どうしてそう思ったの?」と、これまた 声を潜めて聞いてみた。

「顔中 火傷したら もっと大変だもん」と息子。

ちょこっとの火傷で、不便してる息子。戦争で負傷したり、死んだりした人に想いを馳せたらしい。

それで、大きな口開けて ソフトクリーム頬張ってる子は、大やけどした人たちのことなんて 他人事にしか思ってないだろうって見解。

だがしかーし、ソフトクリームが 羨ましかっただけなんだろう。すっかり ラッキー7を揃えるのに いそしんでる。

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