うちの三尺の童子

アホ男子と中2病女子の子育て てんてこまい物語

ブランド化した 文房具

先日 学校から 習字道具その他教具の申し込み用紙を持ってきた息子。用紙はカバンからポイっと投げ捨て 全く 興味を示さなかった。

娘は、私のおさがりの 習字道具を使った。私 学生の時に も習いに行ったので、中身は更新されていて しかも本物。娘は、石の硯がご自慢だった。←コレ まだあるので 息子もおさがりで十分だと思っていた。

多分今日、学校注文した子の 道具が学校に届いたのだろう。息子曰く「全員」新しく カッコいい 習字セットを手にしたようだ。

「お母さん!お金 振り込んだ?」と息子はスッカリ 自分も申し込んだつもりになっている。

娘は、自分がおさがりだったので 当然息子もおさがり使うべきだと 意地悪な説得をしている。息子は、芝居がかった 大泣きをして見せた。学校での申し込みは すでに締めきられたのだ。

「だったら ジャスコで 自分のお金で買えば〜?」と私。

息子、早速 KindleAmazonを検索しだした。

webは、ロックしてるんだけど なぜだかAmazonは開く。購入には、パスワードが必要。そして、私のAmazonのアカウントの欲しいものリストに250近くも商品が入ってるではないか! 

そこへ、息子は気に入った 習字道具をポイポイ入れていく。あとで 見比べるために 取って置くのだと。

で、選んだのがコレ。家にあるものを買うんだから、半分自分で払えって言っても、それでも 欲しいって。

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「買う前に聞きたい。コレ買ったからって 何が変わるの?」と確認。

「満足感と幸せ感」と息子 即答。

「もし 俺だけが おさがりで 赤い習字道具持って行ったら、嫌な気分になるし、絶対 意地悪言われる。オレ 言われるのは嫌だ」
「コレ買うお金がないわけじゃ無いんだから、オレもみんなと一緒のがいい。目立つのはヤダ」

息子は、感情と言葉が直結している。ストレートだ。
道具によって 優越感が得られるのを知っているし、反対に惨めな思いにもなるってことも隠そうともしない。

そこんとこ 分かってるなら いいさ、ポチッとな。

これが 娘だとこうはいかない。それらしい理由というのか理屈を並べて、さも 買おうとしない私が 悪いかのように まくし立ててくるだろう。

そして、ブチっとな。←血管の切れる音