行って見なけりゃ 何事が行われているのか分からない。職員が悪いんじゃないのはわかってる。動物愛護センターは、人間の 快楽に成り損ないの終着駅。
母の犬の話をしよう。
元は父の犬。
元々 父は紀州犬を飼っていた。和紙の血統書付き。
三重のお山産まれ。まさに紀州の子。
娘が年中さんの時 亡くなった。
娘が年長さんの時 ジョンが来た。A4コピーの血統書付き。どっかアジア産まれ 逆輸入犬。芝犬だ。芝犬なんです。
じいちゃんばあちゃんと一緒に行ったペットショップで「抱っこしてみる?」と店員さんに言われ娘抱っこし、そのままつれて帰った。
んで、父の犬となった。
父が病気して間もなく、ジョン脱走した。
娘、6年生。ジョン、お年頃。発情マックス♥
父より捜索依頼あり。
私 警察署、動物愛護センターに連絡する。
芝犬は保護されてないが、今、秋田犬が保護されてセンターに連れてこられる。一度見にきてって言われた。(あの 芝犬なんですが…)
いや それは秋田犬じゃないだろって犬か連れてこられた。
もともと、ジョンはタヌキ風とハスキー風と週替わりで色が違う。しかも、交通事故に遭ったのか、虐待されたのか 尋常じゃない怯え方してる。耳の位置や腰の角度、歩き方 のすべてが いつもと違う。何より目(視線)が合わない。
「これ ジョン?」とすがるように、職員に聞いても返事がない。それどころか、超興奮状態の犬にリード付けるのは私の役。
「ねえ ジョン? ジョンなの?」と当該犬に何度も訪ねた。
返事 しない!
この時 思い知った。犬はしゃべれない。
大事なことは2度言う。犬はしゃべれない!
まあ この犬 私に従ってるし、車に乗せるのに抱っこもさせる。
まあ ジョンだろってことで連れて帰った。ジョンだった。
で、保護された方面の中学生にこの話をしたら、なんと、学校で「狼みたいな大型犬がうろついてるから、帰宅注意」と大騒ぎになってた。どこどこで、叩かれたのか、丸くうずくまってた。などなど 教えてくれた。
動物愛護センターでも、逃げないように管理をしっかりしろってこってりしぼられた。
ジョンは、噛み付く犬じゃない。でも、他の人には狼なんだ。ジョンもどんなに怖い思いしたんだろう。
双方のためにも、逃げないようにするのは大事って思った、、、、
父母に釘を刺した。
のに、また逃げた。
で、去勢手術した。
今朝、動物愛護センターがペットショップやブリーダーからの殺処分依頼を断れるように法律が変わった所為で、うん十匹単位で犬が遺棄されるようになったというニュースを見た。
取材した記者。【中学生の調べもの発表かっ】って位の深度でものを言ってた。
頼むよ もう〜!