うちの三尺の童子

アホ男子と中2病女子の子育て てんてこまい物語

旗を振るのは馬鹿でもいいが、櫂を漕ぐのは賢くなくちゃあ~いけねぇぜぃ

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 なななんと 受験があるってーのに、娘が通った中学では、2月の半ばを過ぎてから合唱コンクールなるものが執り行われる。なんでだろ~なんでだろ~ななななんでだろ~(古い?)

 

「優勝するぞー」と各クラスが競い合うわけだが、ここに洗脳を感じるのだ。みんなのベクトルを合わせるとか何とか言っちゃって、一致団結!優勝しかないっっと先生方が煽る訳だ。それに乗っかりやすい子どもが、旗を振りだす。そして、「みんながついてきてくれない」とか「○○の気持ちを考えてあげて」とか感傷的に泣いちゃったりする。クラスがまとまったり、喧嘩したり、中だるみしたりしながら、また団結して行って本番では本気勝負の良いコンクールとなっていた。

 

で、ここでキーとなるのは、白熱して行く練習合戦にルールがあるということ。

 

時は、受験まっただ中の2月!勉強に差し障ってはいけない。朝は何時から、休憩時間は何時ならOK、帰りは何時まで、休日の練習はなし、学校以外での練習はなし、などなど練習出来る時間を限っている。

 

クラス活動である合唱コン

個人活動である受験

クラス活動はクラス間での競争だ!集団暴走しやすい。だから、ルールを定めて、個人活動を守った。

すごーく 分かりやすい。 

 

 

バブルの時期だったか、日本人は「エコノミックアニマル」と言われていた。「仕事の虫」「仕事中毒」とかも言われてた。でも、ホントは(抜け駆けしないでよ~!日本人が働きすぎると、おれたちの仕事が取られるジャン。俺たちも同じように働かなきゃいけなくなるでしょ~)という意味だったんだろう。

 

1995年 私が結婚した年。駅前の大型スーパーは、冬場午後6時30分に閉店だった。仕事を定時で終わって帰ってきても、蛍の光とともに買い物をしなければならなかった。それが、ひとシーズンごとに営業時間が延びたのだ。冬時間でも午後7時までになり、冬時間がなくなり、オールシーズン午後8時までとなった。それから間もなくして、24時間オープンの大型スーパーが出てきた。スーパーが、正月の1日から開いていて普通・・になった。

 

当然そこで働いている人がいるわけで、働いている人は誰かのお父さんだったり、お母さんだったりする。お客さんは時間を気にしないで買い物が出来るようになった。一方で、家に残される子どもがいるってことだ。

 

 クラスを企業、個人を家庭に置き換えて考えた・・・・

規制緩和って、合唱コン練習集団暴走状態を引き起こしてる。旗振り役や、すでに進路の決まってる生徒が受験を控えた生徒を巻き込んで練習にのめりこんでいく。そりゃいかんだろと、思うでしょ? 世にも素晴らしい合唱が出来るようになったとしても、受験を失敗しては意味がないと思うでしょ?

 

格差社会、家庭崩壊など言われてるのに、企業はさらなる規制緩和を求めている。世界で勝負するには、必要なことなんだろう。優勝するために、抜け駆けして昼夜練習するようなものだ。受験は危機に瀕している!!ってー言うか、もう受験することすら諦めた状態じゃね? これで、こどもうめってーの むりいうなってーの

 

停滞しないように煽りつつ、暴走しないように規制する役目を政治家がになっている。しかし、企業寄りの政治家の何と多いことよのう 

 

でも、実際 票を入れているのは、企業人でもあり、家庭人でもある私たちなんだな。選挙って無茶苦茶大事だな と再確認しつつ、結局誰に入れればいいかすらわからんもんと諦めるww

 

そうなのだ! 実は旗を振る人たちよりも、集団で櫂を漕いでる労働者の方がより賢くなくちゃいけないんだな。私達はどういうスタイルの生活がしていきたいか、何をもってOKとするのか?

 

いやいや、私には分からんが、頭のいい人いっぱいいるんだから、しっかり考えて舵取りしてよねっ

 

他力本願だろ~