うちの三尺の童子

アホ男子と中2病女子の子育て てんてこまい物語

発見!教師が多忙な理由はここにあった

ビー玉


先週の水曜日のことである。


帰宅した息子が、「これ拾っちゃった〜」とビー玉を見せてくれた。
私は、まだ土のついたきちゃないビー玉を横眼でちらっと確認して「ふーん」と答え、仕事の準備に戻った。


夜になり、息子は風呂場へ。シャワーを流しっぱなし〜なので、「お湯流しっぱなしにするな!!」とドアを開けたら、歯ブラシでビー玉その他を磨いてるではないか。


その時不安がよぎったのだ!(また、矢面に立たされるのか? 誰かにもらったとか、盗られたとか、あーだこーだあるのか?)そして、寝る前の尋問が始まった。わかったのは、空家の敷地から友達と一緒に拾ったということ。 褒められることではないが、子供に禁止するほど悪いこととも思われないので、一応他所の敷地には入らないこととくぎを刺して、ビー玉その他についてはノーコメントにしておいた。


先週木曜日のことである。


夜になって息子が、4年生男子にけられたと言ってきた。
「先生には言ったの?」と私。
今思えば、下校途中のことだから言えるはずないか・・・


「ううん。でも、前にもやられた時言った」と、息子。
「で、先生なんて?」
「離れときなさいって言っただけ」
ま そだわな


先週の金曜日のことである。


やっとのことでPCから離れて、夕食の支度。大急ぎでごはんを食べて、宿題をしなきゃ!!そろそろ息子がおばあちゃんちから帰ってくるぞ・・・なんて思ってたら「ピンポーン」と鳴った。玄関開けて、夕飯ほおばった口で「おはへりー」と言ったら、担任の先生だった


いい知らせをわざわざ家まで持ってこない=悪い話 もう、心臓ドキドキし始めた。


事件1 息子が、他所の敷地に入って、そこに飾ってある石を持ちだした。「いいなぁ」と言ったお友達の分も取ってきた。お友達の親が石を見つけ事件発覚。「うちは、もう石のあった場所に返してきました」と学校に連絡が入った。


事件2 息子が4年生男子にけられて泣いた。周りの証言によると、息子が凄い悪口を言ったようだ。内容を思い出せる子はなく、言い方が「1年生が4年生に対して言わないだろ」というもんじゃないか・・と先生。


事件1を聞いて、おもちゃをあげたりもらったりするのは、トラブルのもとになるからやってはダメっていってあるんですけど・・まあ、やったのね。大体、私たちの時代 しょうやとか、カードとか千代紙とかおはじきとか、ゲームで負ければごっそり取られてたけど・・・別に親が出てくることなかったけど」と窮屈な現状を嘆いてみた。


「今は親が育ち切ってないこともあって、親の目の無いところでのやり取りは難しい」と、先生。
おいおい。私も親ポジションにいるんですけど・・・
今、私をおばあちゃんポジションに置いてますよね


親がごろっと神経質に変わったのは、子供がいじめで自殺した事件があってからだそうだ。ちょっとしたことでも、「うちの子いじめられていませんか?」と電話が入るようになったって。


で、結局 周りのお母さんから「他所の敷地からの盗難事件」の連絡があったのに、「超本人の親」が知らなかったではいけないから・・・で、おしまい


次のは、大変な事件と、これはホントに大変と先生。
「息子くん 泣いて帰ってきませんでしたか?」と先生。「まだ相手の担任には報告してないんですが・・・」
って、別に報告必要か?


泣いちゃいないけど、話は聞いてる。4年生男子なら相手に不足はない。やって、やられて、自分の分を知れ。ただ、頻繁にやられるのであれば、いじめなので止めてほしいけど。その日の夜、息子にに聞いたら、泣いたって白状した。泣いて歩いてたら、おじいちゃんに「どうしたのか」と聞かれた。たまたま4年生のおじいちゃんだった。おじいちゃんは、4年生を叱ったそうな。


ここで、息子の疑問。
「なんで、オレが何回言っても4年生の怒り変わらないのに、おじいちゃんや先生に言われると怒りが消えるわけ?」ってさぁ、あーたが1年生だからでしょ。って言うか、自分は大人と同列に思ってるのかい???



体育館木造だったとか、飼育小屋はどこに在ったとか小学校の昔話で盛り上がって、先生去って行った。滞在時間約30分。私には、日常茶飯事のことと思えるのだが、先生がわざわざ家にまで来て説明してくれた。裏を返せば、「泣かされて帰ってきた」と学校に電話する親がいるってこと。


そんな親たちの苦情にいちいち対応してたら、忙しくもなるだろ〜と思った先週の金曜日。


そして、今週金曜日。朝一番から、教室の前で先生を待ってるのはまぎれもないこの私。
6月から毎朝登校に付き添っている。たまーに、教室まで足を延ばす。

「先生ー!!近所のお母さんとlineで喧嘩した〜!!!心臓がドキドキするのが止まらない」


先生は、色々報告しにくる生徒を待たせて真剣に聞いてくれた。最後に「先生が間に入るとこじれるから何も言わない。心に溜めとくと病気になるから、何かあったら、また言いに来て。そのために私はここにいるのだから」と言ってくれた。


ざっと見積もって、クラスに息子みたいなのが5人はいるな。5人の対応に加えて、この5人に苦情を言う保護者の対応。そりゃ忙しくなるわ。


それに加えて資料作り。ネットを見ると、色んな学習についての考察やなんか、色んな資料が載っている。どなたか先生が書いてるのだろう。そりゃ忙しいのももっともだわ



おまけ


今週木曜日のことである。


息子の顔にひっかき傷発見。
「喧嘩したの?」と私。
「うん」と小さくうなずいた息子の頭をなでながら、
「そっかぁ がんばってるんだね」と慰めた。


今週金曜日のことである。


教室に先生が来るのを待ってると、女子が数人寄ってきた。
「息子くん、喧嘩して○○くん泣かした〜」と、かわいくチクリ。
「えー だって、○○くん大きくて強いじゃん」と私。
「髪の毛ひっぱったりしとった」


はい。夜の尋問タイムー


「○○くん喧嘩して泣かしたの?」と私。
「うん」
「髪の毛引っ張ったの?」
「それはやってない」
「先生に叱られた?」
「ううん」
「ばれなかったの?」
「先生に喧嘩するなら外でやりなさいとテラスに出された」
「あっそ」